神戸で異国情緒を味わうとしたら、北野町の異人館街を思い浮かべますが、もうひとつのエリアとして旧居留地をおススメします。ここは、阪神・淡路大震災前はあまり観光客も訪れず、セレブなブティックや古い格式のあるホテル、市役所、博物館、そして実際に使われている当時のビルが点在する街でした。しかし、大震災で、シンボルだったホテルが壊れたり、市役所前のフラワーストリートのビルが崩れたりして、このエリアの大改築が始まりました。その結果、その頃の建物が復元したり、新しくブティックが入ったり、また観光地として、このエリアを見直すようになりました。今では、新しい観光スポットであり、ブランドショップの買い物エリアになっています。
この旧居留地は、1868年の神戸開港にともなって、外交人のための住居や通商のエリアとして開放されました。1899年に日本に返還されるまでは、日本の司法権や警察権が及ばない、外国人による自治が行われていました。北は生国街道、南は海岸、東は現在のフラワーロード(旧生田川)、西は鯉川筋までの四角いエリアで、イギリス人建築士ハートによって126の区画に仕切られていました。鉄筋コンクリート建てのビルや、ルネッサンス様式のビルなどは、銀行や商社として使われ、住宅用に異人館がいくつも建てられていました。ほとんどの異人館が木の骨組みにレンガを積む構造で、南側の2階にベランダを配置したコロニアル・スタイルだったようです。
このエリアはビルだけではなく、ガス灯やレンガ造りの下水道施設など、当時の近代建造物があり、今でもガス灯が使われ、下水施設は一部が公開されています。もともと、神戸の三宮は、開港とともに発展し、それまでは一農村でしたので、これらの建物や近代的な施設は人々の想像を超えるものだったことがうかがえます。
旧居留地には神戸市役所もあり、その24階は展望ロビーになっていて、市民に公開されています。
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また、この旧居留地の西側が南京町、その西側に広がるのが海岸通りです。この海岸通りにも古いビルが立ち並び、そのなかにカフェやギャラリー、雑貨屋、ブティックなど小さな店があります。
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