神戸の街は昼間も楽しめますが、夜はグッと大人の雰囲気が漂います。それもしっとりと、優雅で、ノスタルジックな雰囲気が味わえるスポットがたくさんあります。
夜景を見るにも、お酒の飲める場所で見れば格別です。ぼんやりと夜景を眺めながら、ゆったりと流れる時間に身をまかせて、日常を忘れるのもいいでしょう。夕方、仕事が終わってから神戸に入っても、このようなスポットに足を運べば、すっかり旅人の気分です。別世界を楽しみましょう。
神戸の夜をノスタルジックに過ごすには、ジャズスポットが欠かせません。神戸は日本のジャズ発祥の地といわれており、初めてのジャズバンドが結成され、ジャズバー、ジャズ喫茶などができました。現在でも、ジャズバーやジャズ専門のライブハウスなど、さまざまなスポットが街の至る所にあります。それぞれのお店では、お酒や食事をいただきながら、ジャズを楽しめますし、ジャズの生演奏を行うところあります。タイムスケジュールを確認して訪れてもいいですが、ふらりとジャズバーに立ち寄って、その日のジャズバンドを楽しむのも、旅の醍醐味。ジャズの演奏は即興が基本で、同じ演奏は二度とできないとよくいわれます。旅の出会いも、一期一会。ジャズの音色に耳を傾けながら、旅の出会いを楽しみましょう。
神戸のジャズは、このような夜のスポットだけではなく、ジャズフェスティバルやストリートライブなどもあります。そのようなイベントはスケジュールを合わせて行きたいものです。
また神戸には個性的なバーもたくさんあります。なかでも神戸最古のバーは、1922年の創業です。当時とは場所を移していますが、営業を続けています。谷崎潤一郎が常連で、佐藤春夫とも訪れたことがある、このバーは山小屋風で、蔦の絡まった古いお店です。内装の漆喰の壁には、神戸で活躍した画家や詩人が名刺代わりに書いて行ったイラストが残されています。小磯良平、竹中郁、田村考之介、小松益喜、小出卓二、津高和一、伊藤継郎といったそうそうたるメンバーの絵を見ながら、神戸のバーに集った文豪や画家たちに思いをはせてみるのもいいでしょう。
また、神戸には雰囲気のいい喫茶店が数多く残っています。お酒が飲めなくても、ノスタルジックな夜を過ごすことができます。昭和初期のアールヌーボー調の店内で、自家焙煎のこだわりのコーヒーを飲めば、ハイカラな神戸っ子たちに愛された理由がわかるでしょう。神戸は水もいいので、コーヒーの味わいも格別です。
